部分矯正の適応

こんにちは、エスカ歯科院長です。

本日は部分矯正について少しお話します。

皆さんも自分の歯並びを治すときに自分は全体矯正なのか部分矯正なのか悩まれると思います。

今日はそんな疑問にお答えしようと思います。

違いは何かと言いますと

1 金銭面

2 治療期間

3 仕上がり

大まかに分けるとこの3点が違います。

1金銭面では全体矯正の治療費が80万~100万だと仮定すると、部分矯正は40万~50万ぐらいが治療費用になることが多いです。つまりざっと見積もって全体矯正の半分ぐらいが部分矯正の費用です。

2治療期間は全体矯正が装置を装着している期間が2年間だとすると、部分矯正はおおよそ半年から1年ぐらいです。

3仕上がりに関しては全体矯正であれば、口元や噛み合わせといった機能面まで考慮して並べるのに対して前歯部の部分矯正では審美だけを考慮して並べていくので噛み合わせが悪い場合はそのままです。つまり前歯部の部分矯正では機能面を考慮していないため噛み合わせを治す治療というよりは審美目的の美容行為に近いです。

☆部分矯正に向いてる症例

奥歯がしっかり噛んでおり前歯が軽度ガタついてる症例

奥歯がしっかり噛んでおり前歯に隙間がある症例

噛み合わせまで求めていないが前歯の並びが気になる症例

前歯2本だけ突出しておりそれをある程度中に入れる症例

 

☆部分矯正では対応しきれない症例

口元を大きく下げたい症例(抜歯して全体矯正)

前歯のガタつきが強い症例(抜歯または奥歯の側方移動、遠心移動を含めた全体矯正)

前歯だけ部分矯正すると下の歯と噛み合わせが干渉してくる症例(全体矯正で上下の歯並びの改善)

部分矯正と全体矯正では上記のような違いがあり、それぞれメリットデメリットがあります。期間や予算の縛りがあれば部分矯正も仕方ないですが、部分矯正を希望の方で奥歯の噛み合わせがパーフェクトな方は少ないので、多くの方は大なり小なり奥歯が少しずれていたり噛み合わせがよくなかったりするので全体矯正の方がお勧めです。

 

オフィシャルブログ・お知らせ